カレー

休日だというのに、雨が降ったのでカレーを作ってみた。

牛モモ肉   ... 250g
タマネギ ... 3個
ニンジン ... 1本
ジャガイモ ... 小2個
ニンニク ... 少々
市販のカレールゥ ... 適量
まず、タマネギを全部ざっくりとみじん切りに。量は多いが、ルーに溶かし込むつもりで作るので、俺がカレーを作るとタマネギを大量に入れる。
鍋にバターを引き、まず牛肉を投下。表面に焦げ目が付いたあたりでタマネギ投入。鍋の2/3くらいがタマネギで埋まる。ワヒャヒャヒャヒャヒャ。
しばらくこのまま炒め、透明感が出てきたところで刻んでおいたニンジン・ジャガイモ・ニンニクを投入。10分ほど煮込み、火が通ったところでカレールゥを投入。もう少し煮込んで完成。

しかしこれ、分量から考えてあと2日は毎日カレーだな。朝・昼・晩と。(´д`;)

IPAフォーラム2007

下の写真は、未踏ユースでスーパークリエータ認定された舘知宏君の『三次元折紙設計ツール』で作ったというジャックランタン。信じられない事に、これは一枚の紙から出来ている折り紙である。正直なところ、なんかこう、パッと見て『すげー』と思えるのは羨ましい。セキュリティは見えないから。

IPAフォーラム2007の中で、2006年度下期の未踏ソフト/未踏ユースの認定証授与式があり、12名の認定者全員が参加した。

当日の様子は、会社の人がカメラに収めてくれており、ニュース&トピックスとして取り上げてもらっている。
http://www.nec.co.jp/linux/topics2007/1030.html

名誉なことに、認定者代表としてSE-PostgreSQLのプレゼンテーションをする機会もあった。SE-PostgreSQLの話をするのはこれで7回目。
(※) なお、プレゼン資料のデザインテンプレートは『大人の事情』により、当日使用した物とは異なっています。

発表時間オーバーの常習犯ではあるが、今回は短時間かつ聴衆が技術者ではないということで、本当にバックグラウンドとエッセンスの部分だけ。

今回、某氏の勧めで、強制アクセス制御と任意アクセス制御を、法律と条例の違いに例えてみた。

アメリカでは、各州が任意に法律(ポリシー)を定めている。
例えば:
カリフォルニア州 → 自動小銃の所持は禁止されている
バージニア州 → 銃の所持に規制なし
したがって一貫性が無く、カリフォルニア気分でバージニアに行くと蜂の巣にされることになる。

日本の場合、全国津々浦々、銃器の所持は禁止。豊臣秀吉の刀狩以来400年以上一貫したポリシー。全国どこでも安全。
(これは公安委員会の『猟銃等取扱読本』にそう書いてある)

なんか、この例え話が非常に受けた。やはりセキュリティの説明をするのに、抽象概念ではなく、何か具体的な喩えを持ち出すのは良いアイデアだと思った。

後は、いつもの通り、リファレンスモニター・コンセプト → 行レベルアクセス制御 → 情報フロー制御の説明という流れ。IPAフォーラムなので、BLPモデルとISO15408の関係にも少し言及したが、やはりこの辺は時間が足りなかったなぁ。残念。

夜のレセプションには非常に多くの人が集まっていた。よく見ると、午前中のセッションで講演していた Bank of America のVPまで居るではないか…。しまった、話しかけるきっかけにもう少し真面目に講演を聞いておけばよかった。Oops...

スーパークリエータ認定

プレスリリースまでは公表を控えるよう依頼されてきたが、やっと解禁。



IPAプレス発表:12名の天才プログラマー/スーパークリエータを発掘

http://www.ipa.go.jp/about/press/20071023.html

独立行政法人 情報処理推進機構(略称:IPA、理事長:藤原 武平太)は、ソフトウェア関連分野の天才的な人材の発掘・育成を目的に実施している「未踏ソフトウェア創造事業」において、2006年度下期事業で採択し支援した57件(未踏本体43件、未踏ユース14件)の中から、12名を「天才プログラマー/スーパークリエータ」として認定しました〔2006年度下期公募への提案数は225件(未踏本体178件1 、未踏ユース47件)〕。


















未踏本体
氏名開発テーマ担当PM
安藤 英俊GPU上でのCIP法に基づく数値シミュレーション環境の開発高田PM
鳥山 孝司GPU上でのCIP法に基づく数値シミュレーション環境の開発高田PM
海外 浩平SELinuxによるPostgreSQLのアクセス制御強化千葉PM
蓑輪 太郎Mona OSにおける次世代Schemeシェルの開発並木PM
吉井 英樹統計データを通して、地域を知り、日本を知り、世界を知る大川PM
織田 英人スタイルフリーな統合日本語筆記環境の構築河野PM
杉山 竜太郎一億総放送局化を実現するノンレンダリング映像ソフト“回向”開発美馬PM
中城 哲也表現手法「3D+」および「キャラクタ作成システム」の開発美馬PM
未踏ユース
氏名開発テーマ担当PM
上野 康平物理ベースのレンダリングを柔軟性を持って行えるアーキテクチャの開発竹内PM
舘 知宏三次元折紙設計ツールの開発筧PM
荒川 淳平データ管理システム筧PM
上田 真史マルチ計算機・マルチマウスシステムの開発筧PM



SE-PostgreSQLの開発者など12名の未踏ソフト採択者を「天才プログラマー/スーパークリエータ」に認定

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20071023/285260/

千葉 滋PMからの評価:
開発成果のソフトウェアの質はもちろんのこと、普及に向けたドキュメンテーションの整備や国際的な広報活動など、「世界をめざす」プロジェクトにふさわしい成果であった。
開発者は単に開発能力が高いだけでなく、開発したソフトウェアの普及のために、国際的なオープンソースコミュニティを巻き込んでの活動ができるなど、スーパークリエータとして認定できる。

ハンバーグ

無性に肉が喰いたくなったので、ハンバーグを作ることにした。

[材料]
牛豚ミンチ .... 280g(1パック)
ハンバーグの素 ... 一袋
黒胡椒 ... 適量
岩塩 ... 適量
バター ... 適量
タマネギとかパン粉とか玉子とかをツナギに使おうと思ったが、後始末のことを考えて断念。一人暮らしだと、この辺の食材は確実に余らせてしまうからなぁ〜
まず、ハンバーグの素を水で適度に湿らせて、肉を投入。黒胡椒と岩塩を適度にまぶしつつこねる。
次に、フライパンを熱してバターを溶かす。そして肉投入。
平べったく展開してしばらく焼く。うちのフライパンの直径は24cmだが、ハンバーグを展開すると直径20cmくらいになった。

ちょwwwwwwどうやってひっくり返すんだよ。

と、内心ツッコミを入れたものの、そこはチャーハンを炒める感覚で一気に、しかし重力に逆らわないようにひっくり返す。成功。
あとは蓋をして暫らく火が通るのを待つ。

そして、おろし醤油のタレをかけて完成。盛り付け。

さすがにでかい・・・。ここで間違ってデミグラスソースでも買ってきた日には、脂っこくてとても完食できなかったのではないかと予想。
ご馳走様でした。

OSC2007 Tokyo/Fall

10/5-6に開催されたオープンソースカンファレンス2007 Tokyo/Fallに、セキュアOSユーザ会の名目で参加してきた。

今回はセミナーを担当。
『次世代セキュア・データベース〜SE-PostgreSQL〜』というテーマで講演を行った。当日資料も既にアップしている。

事前登録で"満席"の予約をもらっていただけあって、会場となった教室の密度が高い。先月、台風の影響が朝まで残っていた未踏ソフトの成果報告会とはエライ違いだw

時間的な制約もあるので、今回は特に実装の話にはほとんど触れることなく、SE-PostgreSQLの考え方を中心に説明することにした。即ち、OSとDatabaseへのアクセス制御が全く独立(バラバラ)に機能することによって、同じ情報資産に対して一貫性のあるアクセス制御ポリシーを適用できなくなるという問題があり、それを解決するためにSELinuxをリファレンスモニタとして利用しているのがSE-PostgreSQLであるという話。

ただやっぱり、考え方というか哲学のところをスパッとストレートに上手く伝えるのは難しいね。ちょっと考えながら話を進めてしまったので、若干、聞きにくかったかもしれません。ごめんなさひ。

質問も何個かもらいました。PGACEの上にTrusted Solarisが乗っかる事で、将来的にはSELinux以外のOS上で使えるという話の延長で、YOMOYOとかAppArmorのようなセキュアOSだったらどうか?とか。
私の理解では、名前ベースのセキュアOSは、DBのタプルの様に名前を持たないオブジェクトに対するアクセス制御ができないと思ってるんですが、それで正しいのでしょうか??

他には「パネルディスカッション『OSSコミュニティに参加しよう 〜本音で語る!コミュニティ活動の魅力〜』」というセッションにも参加。席がなかったので一番前に座っていたら、いきなり宮原さんに話を振られる。(いきなり話を振るくらいなら、最初からパネルで呼んでほしいものだ)

私の場合、OSSコミュニティという言葉でまず連想するのは、LKMLを筆頭にパッチが飛び交い、開発者同士の議論が朝まで(JST)続くというイメージ。これは開発者のコミュニティということになる。
一方で『日本〜〜ユーザ会』というのは、外国のイメージで言うところのLUG(Linux Users Group)に近く、人と人との繋がりを重視する『SNS的コミュニティ』に分類できると思う。

偶然、別件で読んでいた論文の冒頭に『The defence community, which includes the military services, intelligence organizations, related government agencies, and their supporting enterprises, cannot easily recover from certain information leaks.(直訳: 軍・諜報機関・政府関係機関および関係業界かを含む、防衛コミュニティは、ある種の情報漏えいを容易には回復できない)』なんて一文があったんだけども、こういうのを見ると"コミュニティ"という用語の使い方が全然違うことに驚く。

当然、こういった"コミュニティ"では、例えばLinuxカーネルの改善といった、目的のためには激しい議論が交わされることになる。
そういった点では、SNS的な人との繋がりを求める人に対しては、ギャップを感じる一因になるのかもしれない。
それを十把一握に"コミュニティ"と呼ぶことで、何か誤解を与える元になったりはしないかと、若干心配なところもある。

肉餃子

longwordの面々と餃子を作成した。

材料
キャベツ ... 1/4玉くらい
ミンチ肉(豚/牛) ... 3パック
ニラ ... 数本
ニンニク ... 1房
ショウガ ... 適量
醤油 ... 適量
塩コショウ ... 適量
味の素 ... 適量
餃子の皮 ... 必要枚数
キャベツとニラを粉砕。塩コショウをミンチ肉にまぶしつつ、残りの調味料を適宜投入。一般的なレシピでは、一旦キャベツを湯通し&塩分で水気を抜くらしいが面倒なので省略。
野菜と肉を適度に(粘っこくならない程度に)混合して、15分程度寝かせる。
続いて、餃子の皮に上記のξを包んでいくが、気合で乗り切る。何個かヒダをつけて接合するのが後で剥がれないコツ。
焼き。十分に暖めたプレートにゴマ油を引いて餃子を乗せていく。後は適当なタイミングで水を投入して蒸し焼き。

タレに付けて喰らう。美味。

未踏ソフト/成果報告会(顛末)

IPA 未踏ソフトウェア創造事業(2006下期/千葉PM)の最終成果報告会で、昨年12月〜8月末の9ヶ月間にわたるSE-PostgreSQLの開発成果を発表してきました。

↓発表資料はコチラ
http://sepgsql.googlecode.com/files/MITOH20070907.pdf

スケジュール的には10:15〜11:45の時間枠で、前半は中村さんにSELinuxのチュートリアルを、後半は私のSE-PostgreSQLの発表という形で。
しかし、まるでこの日を狙ったかのように台風が首都圏を直撃。朝起きたら雨が横に降ってるよ、Oh! my God!
さすがに、雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ会場に足を運んでくれる人は多くはないものの、東工大の学生さんと思しき若い人が沢山いたので結構燃える。
正直なところ、Fedoraへのマージや、自身の引越し等もあって直前までバタバタしていたので、プレゼンの準備不足は否めなかった。スイマセン。

実はSE-PostgreSQLのプレゼンはこれで5回目になるが、今回は初めて思想的なバックボーンについて触れることにした。アクセス制御の細かい話よりも、『なぜ、このような拡張が必要なのか』という点について納得して帰ってもらう方が(特に一般向けには)大切なのではないかという考えから。

次は、10月のOSC(Open Source Conference) 2007 Tokyo/Fallで話をする予定(ですよね?)。ここではどういったアプローチで説明するか、思案中。