会社を休んで秋葉原へ行ってきた

記事タイトルは事実ではあるが、明らかに本質を歪めている。

今日はPostgreSQL Conference 2007/Tokyoに参加するため、休暇を取得して会場の秋葉原UDX(ダイビルの隣)へ出かけてきた。
自分のセッションは一番最後の17:00〜17:30なので、惰眠を貪っていてもよかったのだが、11:00〜12:00に基調講演として PostgreSQL global development team の Josh Berkus 氏の講演があるので、これを聞いて氏と話をしておく必要がある。
なぜなら、彼は最初に pgsql-hackers のMLで「SELinux対応PostgreSQLを作っている人がいるという噂があるが、誰か知らないか?」と話を振ってきて、さらに Trusted Solaris の開発者を紹介した人物なのである。ちなみに、この Trusted Solaris 開発者との議論の中で、現在の SE-PostgreSQLアーキテクチャのベースとなっている PGACE (PostgreSQL Access Control Extension)が生まれた。

Jush氏のプレゼンの中で、PostgreSQL8.3とその次の8.4のリリーススケジュールについて言及があったが、8.3は'07/4/1でFeatures Freezedになっているので、SE-PostgreSQLは8.4でのUpstream化を目差して行くこととなる。時期は'08/octあたりになりそうだから、あと1年足らずが勝負になるか。8.4に向けてぜひプッシュすべきと言われる。まぁ、応援してもらえるのはありがたいことだ。

自分のセッションは、時間が少し少なめだったこともあり、ハイペースで進めなくてはならなかった。
SE-PostgreSQLというのは、今まで「データベースセキュリティ」という括りで考えられていた問題を、「セキュア・システムのコンポーネントとの一つとしてのデータベース」の問題へとパラダイムシフトするというシロモノなので、初めて聞く人にはやや酷なプレゼンだったかもしれない。

なお、当日の資料は http://sepgsql.googlecode.com/files/PGCONF20070605.pdf にて公開しているのでご覧アレ

おまけ。↓はJosh氏と懇親会の時に撮影した写真。
俺の顔が赤いのは、珍しくアルコールを摂取したから。