バンクーバレポート(その2/対ロシア戦)

Vancouver City Centerのスターバックスから。

今日は 9:00〜 vsロシア戦、19:00〜 vsドイツ戦を観戦の予定。

昨日は男子の試合を観戦していて、宿に着いたら23:00、日記を書いたら25:00になっていたので、念のため、目覚ましを6:30にセットして寝た。

だが、目が覚めたら8:10だった(←氏ね)。やばいやばいやばいやばい。

とりあえず、5分で準備して宿を飛び出す。
見ると、向かいの角を410系統のバスが今まさに曲がろうとしているではないか。
手を振りながら全力疾走。バスを待っててくれた運ちゃん、ありがとう。

RichmondからSkyTrainに乗って、King Edwardで降車。シャトルバスに乗ってOlympic Centerに向かう。到着すると、、時刻は8:55。だが、テロ対策の手荷物検査の列がもどかしい。

結局、会場に入れたのは2ENDの近江屋さんが投げているあたり。

ただ、展開的には3ENDまでは小林さんも解説のしようがない感じだったので、とりあえずOK

4END、石崎さんのウェイトがずれたところを攻められ、この試合初めて石がハウスの中に溜まる展開に。目黒さんのショットも、相手の後ろに回り込むには至らず、ラストはウェイトが弱く早めにカールして、ハウスの中にある相手の3個が丸々得点に。

5END、ダブルコーナーガードが外されたので、カマーで攻めていくけども、隠れ切らずにその度にロールを決められてかなりピンチ。目黒さんのラストショットは4フット内に入らなきゃいけないけども、これもウェイトが少し弱く、早めにカールしてしまう。
それでも、No.4/5よりは内側まで持って来た。近江屋さんの「HURRY!!」の声が非常に悲壮だった。

ここまで0−6でおやつタイム。自分の周囲一角は日本人ばかりだったんだけど、かなり深刻なムードが。


6ENDもダブルコーナーガードを外され、漂う重い空気。
駄菓子菓子、目黒が2投で局面をひっくり返した。
目黒一投目、相手のセンターティー前のストーンを打ってロール。完全にロシアの石の裏側に回りこむ。ロシア、ここでタイムアウト。
ロシアはセンターにカム(悪くても2点?)を狙うが、ショート気味でガードに接触。
目黒のラストは、正確にロシアの石を叩き、少し本橋の投げたNo.3にかすったものの、3点を返す。

まだ点差は3点あるんだけども、目黒さんにすればこれで一息つけたし、ロシアにしてみれば焦りが生まれたんじゃなかろうか。7END以降、ずいぶん迷う場面が増えた気がする。

7END、ここから石崎さんに代わって山浦さんが入る。で、オーダーも山浦→近江屋→本橋→目黒の順に変更。これって、ルール的にありなんだっけ??

先攻の7END、ティー前のハウス中心付近の攻防。
このエンドも、目黒の2投で局面を一気にひっくり返した。
目黒一投目、2個並んでいたロシアのNo.1/2ストーンをロングガードをかわして見事にダブルテイクアウト。2投目、あと40cm手前だったら Perfect! だったが、見事にNo.1/2/3/4を確保してロシアのラストショットを待つ。ロシアのスキップ、ガードに触れるのを恐れたか、少しワイドに出たため、日本のストーンに触れることなくティー奥へ。

3点+3点を失った後、3点+3点を取り戻してゲームは振り出しへ戻る。

8ENDはうって変わってクリーンゲーム。だけど、近江屋さんが一本ヌルーしてしまった関係でロシアにNo.1/2を作られてしまい、ダブルテイクアウトもできなかったので2点を失って6−8に。
あと、このエンドの途中にカナダ−米国戦がコンシード。ひときわ大きな拍手が。

9END、ロシアはセンターの6〜8フットの位置に鉄壁のガードを置くも、近江屋のロール、本橋のドロー、目黒のドローが素晴らしい位置に決まって、後攻ラストショットの時点でNo.1/2/3を確保の状況。
仮に赤を動かしでもしたら大事なので、目黒さんの選択は10時方向ハウス外の相手ストーンを使ったヒットロール。まぁ、これならセーフティ…ってウェイト強くない!?
これ、ロシアのストーンの後ろを通過して事なきを得たけど、当たる角度がもう少しフラットなら味方を叩いたんじゃ…。

とにもかくにも、1点リードの10ENDは見ごたえがあった。
本橋のショットが相手の石を叩いて、ハウスの隅に2cmほど引っかかった状態。13時方向ハウスの20cmほど手前にロシアの石が。
ロシアとしては、No.1/2の状況を作って2点取りたい。日本としては、ハウスの中心付近にもう一個置いてダブルロールインを防ぎつつ、1点を取らせたい。

となると、ダブルロールインの方が先か、ハウス内のロシアストーンをテイクアウトしつつ、中心近くにステイするのが先か。結果的に、本橋さんの2投目でヒットステイ。ロシアは1点取るしかなく、日本後攻でエキストラエンドに。

ちなみに、9ENDの辺りから、カナダが既にコンシードしてしまったため、手持ち無沙汰なカナダの観客が『日本チャチャチャ!』に参加。地響きのような…(笑

エキストラエンド、ロシアは前を固めるし、日本はそれを外していく・・・が、最終的にはロングガードの裏にロシアのNo.1ストーンという局面。目黒のラストショットはコントロールウェイトで手前のストーンをかわして奥を狙う。イエスのコールがかかった瞬間、まさかナローに出たかと凍りつく(横からではラインがわからない)が、すぐに「ウォー」のコール。綺麗にNo.1ストーンに吸い込まれるようにヒットして勝負あり。

最初0−6の局面ではもうダメかとも思ったけれども、何とか頑張って取り返してくれた。諦めないそのタフさがすごい!

あと、関係ないけどロシアの選手はみんな美人そろいですごい。
背が高くてみんなモデルみたい。試合そっちのけで眺めていたのは秘密だ(嘘