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日本コミュニティとイニシアチブ

OSS/Linux

Linux World Expoでのオシゴトを終わって帰ろうか(正確にはこれから英会話の学校)という時に、ちょうどセキュアOS関係者の一団も帰り際だったので、ちょっとお茶でも飲むことに。

雑談の中で出てきた話で、ちょっと捨てておくのは勿体ないということでブログにメモ。
(そしてhimainuさんにトラックバック

SELinuxに関して言えば、日本のコミュニティがイニシアチブを取って本流にコミットして行くのはなかなか難しい。特にUSでやっている事と被っている場合はなおさら。
IBMの提案を性能でねじ伏せたSELinuxのスケーラビリティ改善は例外中の例外だろう)

前にStephenには、ニッチな分野での貢献を積み重ねることで、他の人の仕事と重ならず努力が無駄にならないと言ったことがある。
XATTR on JFFS2の作業もそうした考えの延長上にあるわけだ。

そしてもう一歩進めて、ニッチ分野で先に標準的なものを出しておけば、その分野に関してはJPコミュニティが主導権を握りやすくなるのではなかろうかと。甘いかも知れんけど。

今、JFFS2のXATTR対応を作っている。
これは組み込み向けSELinuxには必須の機能だが、USでこれをやっている人間はいない(Lorenzoくらい?)。
となれば、2.6.18でこれがマージされたら次はポリシーの部分がニッチ分野になってくるはずだ。で、個人的にはここでSimplified Policy(SPDL)に頑張ってほしい。
なぜなら、Reference Policyが想定しているのとは別の目的で、しかもゼロベースから作らねばならないのだから、なるべく生産性が高いに越したことはないからだ。

それに、もしこんなやり取りがあったら溜飲が下がるではないか。
「組み込み用のポリシーのパッチだよ」
「これはReference Policyじゃないか。組み込み向けはSPDLで書くのが普通だよ。だっせー」
「失礼しました、SPDLで書き直します」

要は、わざわざ不利な場所で戦いをする必要はなくって、有利なセグメントで戦線を展開すれば十分に勝負になるんじゃないかなという話をしていた。
ただ、これは外野から見た意見で、himainuさんのSPDLに対する想いとはやっぱ違うんだよなぁ〜とも思います。